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2024.05.17
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組織拡大による硬直化は必ず防ぐ。やりたいことを実現できるレアゾンの良さを守るために、やるべきこと。

こんにちは、経営企画部の高橋です。 今回は、管理本部の執行役員である笹川さんにお話を伺ってみました。 大手金融企業や大手IT企業で活躍し、弁護士資格も所有している笹川さんは、さらなるチャレンジを求めてレアゾンに入社されました。 これまでのキャリアからチャレンジ精神を養った原体験、組織拡大に必要な視点、今後の目標などについて語って頂きました。ベンチャーから大規模組織へと成長しつつある企業にとって、非常に参考になる内容となっておりますので、ぜひご一読頂ければと思います。

笹川 豪介 ささかわ ごうすけ 株式会社レアゾン・ホールディングス/管理本部 執行役員/コーポレート企画開発部 部長

慶應義塾大学総合政策学部卒。大手信託銀行に入社後、弁護士資格を取得。新たな活躍の場を求めて、メッセンジャーアプリを運営する大手IT企業のプライバシーセクションに転職する。2023年7月、急拡大を遂げているレアゾンに魅力を感じて転職し、CISOとして情報セキュリティ関連のルール策定に携わる。また、ガバナンス整備やDX化推進も担当し、組織変革に向けた多角的なアプローチを試みている。

働きながら弁護士資格を取得。キャリアは勉強とチャレンジの連続だった

高橋

まずは、笹川さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

笹川

2004年に新卒で信託銀行に入社しました。信託銀行は不動産の仲介や鑑定といった業務があり、会社として不動産鑑定士の資格取得を推奨していた背景もあり、新卒社員向けの不動産鑑定士研修生の制度を活用して1年目に試験に合格。そして、不動産ファンドの仕事に携わりました。契約書の作成業務などを通じて、法律を知ることの重要性を痛感したので、どうせならとことん勉強しようと思い弁護士資格を取得しました。

高橋

それはすごいですね!仕事をしながら弁護士資格を取得したのですか?

笹川

はい。夜間のロースクールに通いながら、銀行では法務の仕事をしていました。弁護士資格取得後、2年間法律事務所にも出向し、12年に渡り法律関係の仕事に携わりました。しかし、一つのことを突き詰めて専門性を磨くだけでなく、新しいチャレンジもしてみたいと思うようになったのです。そして、メッセンジャーアプリを運営する大手IT企業のプライバシーセクションに転職しました。

高橋

法律系からIT系とは、大幅なキャリアチェンジですね!どのような仕事をしていたのでしょうか?

笹川

サービスで収集する個人情報やプライバシーを守るためにどうすべきか、開発側と伴走しながら方針や施策を策定していました。例えば、位置情報サービスでユーザーの位置情報を蓄積すると、その人の行動がある程度把握できてしまいます。このような情報を誰でも閲覧できる状態にすると、プライバシーの侵害につながってしまいますので、様々な条件を考慮しながら権限設定などを行うというイメージです。ちなみに、転職当初は技術的な知識がなかったので、専門用語を一つひとつ調べてゼロから勉強しましたね。

高橋

笹川さんのキャリアはチャレンジと勉強の連続ですね。なぜそれほどまでのチャレンジ精神をお持ちなのでしょうか?

笹川

大学で参加した海外インターンシップ運営のNPOでの経験が原点かもしれません。大学1年生だけで運営するイベントの実行委員長に手を挙げて、未熟でまわりに迷惑をかけながらもやり遂げたことから、自分の中でチャレンジするという癖がつき始めたと感じています。その後もNPOでの活動を含め積極的に手を挙げるようにしましたし、2度の大学院進学についても悩んだらチャレンジするという習慣づけにつながったと思います。

法律とセキュリティの専門知識を活かし、組織の課題を解決して

高橋

大学時代の経験が今にも活きているのですね。では、どのような経緯でレアゾンに転職したのでしょうか?

笹川

前職時代は特に転職活動をしていなかったのですが、ビジネス用のSNS経由でレアゾンから「CISO(最高情報セキュリティ責任者)になれる人材を探している」とDMが来たんです。会社から直接DMが来ることが珍しかったので話を聞いてみようと思い、カジュアル面談をしたところ、次に自分自身がチャレンジするならレアゾンのような企業がいいと感じられたので、転職を真剣に検討し始めました。社員の方々と会う中でレアゾンの環境や文化が自分に非常にマッチしていると思ったこと、そしてカジュアル面談後に飲み会に誘っていただき、その雰囲気がとても良かったことが決め手となり転職を決意しました。

高橋

笹川さんのチャレンジ精神が刺激されて転職されたのですね。では、現在の仕事内容について教えてください。

笹川

管理本部の執行役員として、管理本部全体の運営の一翼を担っています。また、コーポレート企画開発部を立ち上げ、情報セキュリティやDX・コーポレートサービス、ガバナンスという3つのユニットを通じて、組織全体の課題の発見・解決にも携わっています。レアゾンの組織規模は年々拡大していますが、規模に応じて会社としてやるべきことは変化していきます。最初は人力で行えていた業務も、規模が大きくなればソリューションを導入して運用しなければ回り切らないこともあるでしょう。そこで、大企業で働いてきた経験を活かしながら、コーポレート部門に存在する課題に対して適切なアプローチを試みています。

高橋

具体的にはどのような改善に取り組んでいるのでしょうか?

笹川

ガバナンス面では、各部署が独自に策定していたルールを体系化して全社的なルールを整備しています。また、業務に必要なシステムの導入や外部サービスの機能を利用した自動化などを行い、DX化を推進しています。情報セキュリティでは、自社や委託先のセキュリティ面での評価を行うなどしています。

高橋

組織規模に応じた適切なルール・環境づくりに取り組んでいるのですね。笹川さんが感じる仕事のやりがいとは何でしょうか?

笹川

何でもチャレンジさせてもらえることですね。元々は情報セキュリティ関連業務を担当する予定だったのですが、入社後に周囲の人に話を聞くと、ガバナンスやDXの課題の解決も急務だと感じて取り組み始めました。その動きに対して周囲から否定されることはなく、受け止めてもらえたことがありがたいですね。また、様々な部署の社員と関わりながら、言語化しきれない違和感などをヒアリングして解決に導けた時に、皆さんから感謝してもらえることもやりがいにつながっています。

若手社員とフランクに交流し、潜在的な課題を見つけ出す

高橋

会社にとって必要なアクションであれば、積極的に取り組みを歓迎するレアゾンらしいエピソードですね。レアゾンに入社して気づいたことはありますか?

笹川

前職では他事業部との関わりが直接必要な部分に限られていたのですが、レアゾンでは事業全体に深く関われることに驚きました。広告やゲーム、デリバリーサービスなど幅広い事業を展開しているので、各サービスの特徴や市場を勉強する必要がありますが、知的好奇心が刺激されるので純粋に楽しいです。また、未上場かつ監督当局との関わりがほぼない企業に初めて入社したので、事業の自由度やスピード感も新鮮でした。何かを決める際、前職までは規制内での方針策定や各方面との調整が必要だったのですが、レアゾンでは本当にやるべきだと思ったことをスピーディに実現できています。

高橋

では、笹川さんが今一番感じている課題について教えてください。

笹川

組織規模の拡大に伴って必要となる変化への対応の難しさを感じています。過去の経験から、100人、1000人、1万人の組織では求められることが異なることや、それに伴って必要となる変化への対応が相当難しいことを実感しており、その難しさを乗り越えた理想的な組織作りを実現したいこともあって拡大を続けるレアゾンに入社したという部分もあります。組織が拡大する成長期に、それに応じた成長痛があることは健全です。そして、そこをきちんと乗り越えていけるようにサポートしたいと考えて取り組み中です。組織が急拡大すると、まだ小規模だった頃の意識が残ったままで現実とのギャップが生まれやすいのですが、意識を自覚的に変化させて適応させなければなりません。周囲を巻き込んで変化に対応させるためには、タフなコミュニケーションや様々な課題を乗り越える力が必要だと感じていますし、一朝一夕には実現できないという難しさがあると思います。

高橋

タフなコミュニケーションを実現するために取り組んでいることはありますか?

笹川

他部署を含め、問題意識を持っている社員や上長と、定期的に1on1などの少人数でディスカッションをしています。また、飲み会での交流も大切にしていますね。新卒や若手社員とも積極的に交流し、コーポレート部門や事業部門が何をやっていて、どういったことに課題を抱えているのか、フランクな場で解き明かしながら解決の糸口を見つけ出しています。今後、課題解決のアウトプットがさらに増えていくと、「これも解決できる?」といった相談が増えていくでしょう。そうすると改善のサイクルは加速し、雪だるま式に改善が積み重なり物事が進み始めると思っています。そういった相談が常に舞い込んでくる状態にできるよう、一つひとつ成果を残していきたいですね。

組織拡大に伴う弊害を阻止し、レアゾンらしさをさらに伸ばすために

高橋

組織変化の大きなカギとなる役割ですね!続いて、笹川さんが感じているレアゾンの良さを教えてください。

笹川

意思と能力のある人が持っている夢を実現できることだと思います。大きな会社ですと、規模としては大きなことにチャレンジできても、できることの方向性や柔軟性に限界があったり、ある程度キャリアを積んでからでないとできなかったりと、様々な壁があると思っています。大きな組織にありがちな「ルールだからNG」、「NGだからNG」といったことが常態化すると、良いサイクルが止まってカルチャーも硬直化してしまうでしょう。そういった限界を感じた人が独立・起業して実現できることもあるとは思いますが、今度は資金やリソース、サポート体制、外部環境などの壁にぶつかってしまうことも多いです。
レアゾンであれば、実力ある仲間やサポート体制が充実しており、企業文化としてもやりたいことにチャレンジしやすい環境ですし、さらに事業ドメインの幅も広いです。つまり、大企業とベンチャーの強みを両方兼ね備えているといえます。そういった点で、やりたいことがあり、その能力がある人であればやりたいことが実現できるという、ある意味では当たり前のようで非常に難しいことを実現できる場なのだと思っています。

高橋

リソース面でも社風面でもチャレンジしやすい環境は、確かにレアゾンの良さですね。最後に、今後の目標を教えてください。

笹川

大企業ならではの弊害は絶対に起こさせず、皆の夢を実現するためのサポートを行い続けたいです。これまで大企業に所属していたからこそ、大企業や組織拡大の課題は痛感しています。規模が大きくなると経営陣から一般社員まで全員の顔が見えるわけではないので、意思疎通がしづらくなり、ルールでがんじがらめになってしまいやすいです。しかし、骨組みとしてのルールをしっかりと確立させて、企業文化を広く社員に浸透させられれば、そういった課題や弊害は回避できると考えています。必要なルールを守ればやりたいことができ、大規模だからこそ大きなチャレンジも実現できるというレアゾンの良さを、今後も維持し、拡大させたいです。

高橋

強みを守りながら組織を拡大することで、レアゾンは新たなステージに突入する予感がします!
本日は貴重なお話をありがとうございました!

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EDITOR / HIROKI TAKAHASHI

1982年生まれ、金融経済新聞社にて編集記者として記事執筆やラジオNIKKEIでのマーケットアドバイザー業務などを経験。その後、コンサルティングファームにて経験を積んだのちに独立。2023年、レアゾンホールディングスにジョイン。

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1982年生まれ、金融経済新聞社にて編集記者として記事執筆やラジオNIKKEIでのマーケットアドバイザー業務などを経験。その後、コンサルティングファームにて経験を積んだのちに独立。2023年、レアゾンホールディングスにジョイン。

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