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2024.05.08
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ゲーム愛があるからこそ、課題を発見できる。目指すは分析のプロフェッショナル。

こんにちは、経営企画部の高橋です。 今回は、AI&データサイエンス部の新入社員である我田さんにお話を伺ってみました。 データサイエンティストとして他部署からのデータ分析依頼に応え、改善につなげるための提案やヒントとなる資料作りまでコミットしている我田さん。 大学時代に経験したギルドマスターの話やレアゾンに入社した経緯、仕事に対する思いや今後の目標について語っていただきました。データサイエンティストを目指している方はもちろん、ゲームに関わる仕事に興味のある方にとっても参考になる内容となっています。ぜひご一読ください。

我田 柚花 わがた ゆか 株式会社レアゾン・ホールディングス/AI&データサイエンス部

ネブラスカ州立大学オマハ卒。コンピュータサイエンスとビジネスについて学ぶ。コロナ禍での大学休学中、オンラインゲームのギルドマスターとなりイベント企画やマネジメントを経験。ボストンキャリアフォーラムで出会ったレアゾンの仕事内容や社風に惹かれて入社する。現在はAI&データサイエンス部のデータサイエンティストとして、プレイヤー目線での分析をモットーに、ゲームのデータ分析やBIダッシュボードの構築に携わる。

オンラインゲームのギルドマスターを経験し、マネジメントの真髄に触れる

高橋

我田さんはアメリカの大学出身と伺いました。なぜ海外の大学に進学したのですか?

我田

日本での進路に悩んだ結果、勢いで進学を決めました。高校時代は特に大学で学びたいことが見つからず、大学に行く意味から考えていました。選択肢の一つとして社会に出てみることも考え、資格試験の資料を探しに本屋さんへ行ったところ、留学の本が目に留まったのです。読んでみると、自分が想像していたものより留学という進路が身近なものに感じ、本の著者に連絡して留学の流れを教えてもらい渡米しました。英語力が高いとは思っていませんでしたし、渡米の日が近づいてくるにつれ海外で生活することへの不安もありましたが、この流れには乗っておこうとチャレンジしましたね。

高橋

すごい行動力ですね!大学では何を学んだのですか?

我田

コンピュータサイエンスとビジネスについて学びました。特に印象的だった授業は企業と提携して行われたコンペティションです。実際に企業が抱える課題に対して、グループで解決策を考えてプレゼンし、企業の方が採点するという内容で、リアルなビジネスの現場に少し触れることができて刺激的でした。

高橋

それはいい経験ですね。就職活動はどのように進めたのでしょうか。

我田

学業が忙しかったので、ボストンキャリアフォーラムに参加して短期決戦で行いました。就活の軸としては、日本の企業であること、若手でも裁量権があること、社内のメンバーのために働けること、大学で学んだことが活かせることという4点を重視していました。また、欲を言えば趣味のゲームに関わる仕事がしたいとも思っていました。小さい時から、ストラテジーゲームやRPG、ソーシャルゲームなど幅広くプレイしていて、大学時代は特にPCゲームにハマっていたんです。

高橋

ゲーマーなのですね!ゲームに関する印象的なエピソードはありますか?

我田

コロナ禍で大学を1年半休学した際に、オンラインゲームのギルドマスターをしたことが印象的です。当時ビジネス書を読み漁っていたこと、また 休学前に課題でやった診断でマネージャー適正があるという結果が出たことから、マネジメントを実践してみたいと思い挑戦しました。約50人、年齢も10代から40代までと幅広いギルドメンバーをまとめ、いかに飽きず楽しみながらゲームを続けられるか考えてマネジメントしました。ゲームの理解と絆を深められる企画を考えたり、ゲームで大きなアップデートがない期間は、他のゲーム大会や麻雀大会などのイベントを開催し、メンバーのコミュニティへの熱が冷めないように工夫したこともあります。また、社会人のメンバーからはマネジメントのコツを教えてもらい、仕事の割り振り方や適性の見極め方を身につけられました。オンラインゲームを通して模擬社会経験ができたのは、私にとって大きな成長をもたらしてくれました。また、そんな休学中にゲームばかりしている私を温かく見守ってくれた家族にも感謝しています。

ゲームをプレイして課題を発見。プレイヤー目線だからこそ得られる生きた情報

高橋

ゲームを通じてたくさんの学びを得たのですね!我田さんがレアゾンを志望したきっかけを教えてください。

我田

レアゾンは大学で学んでいたビジネスとコンピュータサイエンスの知識を活かしながら、大好きなゲームに関われそうだと思い興味を持ちました。データサイエンティストというと、エンジニアに近い仕事のようなイメージがありましたが、レアゾンのデータサイエンティストは分析で完結せず、その後の施策提案まで期待されていることに惹かれました。また、面接でお話した社員の方々がとても好印象で、特に「中高の部活みたいなノリで働いている」という一言に心が掴まれました。高校時代の弦楽合奏部では、自分の分担でなくても、公演の進行表つくりや、新入生向け部活紹介動画など裏方の仕事にひたすら関わって働くことに熱中しており、レアゾンならあの頃と同じ熱量で仕事ができそうだと思ったのです。

高橋

実際に入社してみて、イメージとのギャップはありましたか?

我田

チーム内の雰囲気はイメージよりずっと良かったです。入社初日からランチに誘ってくださったり、仕事中に裁量労働で働いている先輩がお菓子を買ってきてくれて皆で休憩したりと、メリハリがあり良い空気のチームだなと感じています。

高橋

AI・データサイエンス部のデータサイエンティストとして活躍中の我田さんですが、現在の仕事内容について教えてください。

我田

ソーシャルゲームのプロモーションや運営チームから来る分析依頼に対し、適切にデータを抽出し、分析した上で必要であれば改善施策まで提案しています。課金状況やキャンペーンの費用対効果など、売上に直結するデータ分析の依頼が多いです。また、BIダッシュボードでの項目追加・編集にも携わっています。業務が落ち着いている時は、実際にゲームをプレイしながら見つけた課題を分析し、改善施策を提案することもあります。

高橋

ゲームの課題を見つけて改善につなげる上で、大切だと思うことは何ですか?

ゲームに対する深い理解です。上長に教えてもらったデータサイエンティストに必要な3つの素質があるのですが、1つ目はビジネスコミュニケーション力、2つ目は統計やSQLなどの技術力、そして3つ目が扱うサービスのドメイン知識です。私は際立った技術力はありませんが、ゲームにのめりこむオタク性はあると思っています。レアゾンのゲームは徹底してやりこみ、ゲーム用語やシステムを理解して仕事に活かしています。大好きなゲームなので楽しかったですし、今までこんなに生産的にゲームをプレイしたことはあっただろうかとやりがいを感じています。

高橋

ゲームプレイを通じて理解を深め、データに向き合ったからこそ分かったことはありますか?

我田

ソーシャルゲームは、欲しいと思わせるような魅力的なスキルやステータスを持つキャラクターが重要になります。実際にプレイしながら生まれた仮説をキャラクターの使用率などのデータを照らし合わせて、どのようなキャラクターが人気が出やすいかを分析しました。また、想定外のところで課題が見つかり、修正につなげることもできました。

データは活用されてこそ価値がある。見せ方を工夫して改善を促して

高橋

ユーザー目線があるからこそできる分析ですね。夏にはサマーインターンが行われると伺いました。

我田

AI・データサイエンス部にも十数名のインターン生が来る予定なので、そのための研修資料を鋭意作成中です。私自身、まだまだ技術面は勉強中ですが、夏にはインターン生から質問を受けてもしっかり答えられるよう、研修資料作成を通じて技術の理解をさらに深めたいと思います。

高橋

インターン生の先輩となることで、また一歩成長できそうですね。我田さんがデータ分析で意識していることはありますか?

我田

読みやすいデータを作ることにこだわっています。データ分析を行って終わりでは何の意味もなく、依頼主が受け取り改善につなげてくれることでやっと意義を果たします。統計やデータに関する専門家ではない他部署のメンバーでも分かりやすく、興味を持てるような資料の見せ方を工夫するよう心がけています。また、依頼主が分からないことが想定される部分に関しては、そのまま提出して終わらせるのではなく、「こういったデータになりましたが、追加で要望があれば相談ください」といったように注意書きを添えるようにしています。これは先輩のスタイルを見習って真似するようにしました。依頼主に伴走してデータを扱うという気持ちを持って、日々分析業務に取り組んでいます。

高橋

依頼主に寄り添ったデータサイエンティストと言えますね!我田さんは今悩んでいることはありますか?

我田

入社当初は他部署のメンバーと縁をつなぐことに苦戦していました。分析チームは社内コンサルのような立場なので、他部署のメンバーとも積極的にコミュニケーションをとる必要があるのですが、入社当初は業務内容や自社ゲームへの理解もおぼつかないため、何を話せばいいか悩んでしまうこともありました。

高橋

確かに、新入社員はその悩みを抱える人が多そうです。コミュニケーションで心がけたことはありますか?

我田

とにかくフレッシュに「よろしくお願いします!」と挨拶して、まずは顔を覚えてもらうことから始めました。他には、仕事の話ができるようになると、共通の話題になると先輩方に教わったので、日々の業務に励みました。ゲーム事業部内で月1回行われている懇親会に積極的に参加させていただき、部署の先輩に頼んで顔をつないでもらったりしました。その結果、話したことがある方が増えてきて、自己紹介や雑談だけではなく、仕事の相談などもさせていただいたりと、自然とコミュニケーションを深められるようになりました。

高橋

ゲーム事業部の懇親会はどのようなイベントなのでしょうか?

我田

任意参加で、menuで頼んだ夜ごはんを食べながらフランクにお話する会となっています。お酒を呑むのも自由ですし、立食形式なのでどこで誰と食べるのも自由です。ラフに仕事やプライベートのことをお話できる機会なので、新入社員が顔を覚えていただくにはぴったりな機会です。

分析のプロフェッショナルとして、存在感を発揮したい

高橋

新入社員が他部署のメンバーと気軽にコミュニケーションを取れる環境が用意されているのは心強いですね!我田さんにとってのレアゾンの価値を教えてください。

我田

楽しい職場というのが一番の価値だと感じています。業務内容が自分に合っているのもありますし、周囲の人にも恵まれています。特に分析内容やゲームについて、部署のメンバーと話している時が何よりも楽しいですね。ゲーム愛にあふれたメンバーとゲームをプレイしながら課題を話しあい、そこから分析の糸口を見つけていく瞬間がとても刺激的です。まさに、就活の面接時に心を掴まれた「中高の部活のノリ」で働けていると思います。

高橋

我田さんが楽しみながら働いていることがよく伝わってきます!最後に、今後の目標を教えてください。

我田

自分の専門分野を持ち、それに関しては「我田に聞けば大丈夫」といったように、一人前のデータサイエンティストとして皆から認識されるまでに成長したいです。そのためにも、統計学や機械学習、プログラミングなどの知識と技術力を身につけて、この課題に対してはこの手法が最適だと判断できるようになりたいと思います。AI・データサイエンス部は元々人数が少なく、これまでクリティカルな部分の分析しか着手できていませんでした。今は部署の人員を増やしている最中なので、より幅広い分析にチャレンジし、ゲーム体験をより向上させるための課題発見ができればと思います。

高橋

我田さんのこれからの成長が非常に楽しみです!本日はありがとうございました!

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EDITOR / HIROKI TAKAHASHI

1982年生まれ、金融経済新聞社にて編集記者として記事執筆やラジオNIKKEIでのマーケットアドバイザー業務などを経験。その後、コンサルティングファームにて経験を積んだのちに独立。2023年、レアゾンホールディングスにジョイン。

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1982年生まれ、金融経済新聞社にて編集記者として記事執筆やラジオNIKKEIでのマーケットアドバイザー業務などを経験。その後、コンサルティングファームにて経験を積んだのちに独立。2023年、レアゾンホールディングスにジョイン。

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