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2024.04.12
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レアゾンマレーシア開設。ともに“世界一の企業”を目指して

弊社レアゾン・ホールディングス(レアゾンHD)は、2023年6月、マレーシアにてREAZON MALAYSIA SDN. BHD.(以下、レアゾン・マレーシア)を設立した。現在の社員数は25名程度。すでにmenuやブルーロックを始めとした自社プロダクトの開発における提携を進めている。また、翌2024年3月5日には、本オフィスのオープニングセレモニーパーティが開催された。 本記事では、今回のパーティの様子を伝えるとともに、4月付でレアゾン・マレーシアの代表取締役に就任したランジーブ・メノン(Ranjeev Menon)氏、レアゾンHD取締役の丹羽隆之氏、そしてレアゾン・マレーシア取締役のジョン・ウー(John Ow)氏に、レアゾンHDとレアゾン・マレーシアの協業体制、また構想する未来について想いを語ってもらった。

盛大に開催されたオープニングセレモニー

2024年3月5日、レアゾン・マレーシアのオープニングセレモニーパーティが開催された。

参加者は合計50人あまり。現地企業の責任者や、コタ・イスカンダル州議会議員のダトゥク・パンダク・ビン・アハマド(YB Datuk Pandak bin Ahmad)氏や、本テナントのビルディング「メディニ・イスカンダル・マレーシア・センディリアン・ベルハド」の社長代理であるマイケル・フー(Michael Fu)氏、またJETROクアラルンプールの高野光一氏などが参加。また弊社からは、代表取締役である渡邉真氏、取締役CTO兼CHROである丹羽隆之氏、そしてレアゾンマレーシア取締役であるジョン・ウー(John Ow)氏が登壇するなど、盛りだくさんのイベントとなった。

コタ・イスカンダル州議会議員 ダトゥク・パンダク・ビン・アハマド氏を迎えるレアゾンHD一同

スピーチを行うコタ・イスカンダル州議会議員 ダトゥク・パンダク・ビン・アハマド氏

スピーチを行う取締役兼CTO兼CHRO 丹羽隆之氏

閉会のスピーチを行うレアゾン・マレーシア取締役 ジョン・ウー氏

パーティの最中には、邪気を払い、幸運を呼び込む力があるとされるライオンダンスが披露される場面も

オフィス開設を祝うリボンカットセレモニー

パーティ終了後、参加者には食事がふるまわれ、会談する時間が設けられ、計3時間にわたるパーティは無事終了した。

以下の通り、レアゾン・マレーシアのオフィスは非常に都会的なものとなっている。

また、レアゾン・マレーシアでは、現地の慣習や宗教の特性に合わせ、働き方をフレキシブルなものにしている。

たとえば、マレーシアは人口の約60%をイスラム教徒が占めており、アザーンという礼拝への呼びかけが1日5回行われる。祈りの時間は、イスラム教徒にとっては非常に重要なものだ。そのため、レアゾン・マレーシアのオフィスでは、礼拝室を用意。サウジアラビアのマッカの大モスクにあるカーバ神殿の方向に向いて祈る部屋を、男女別に2部屋設置している。

加えて、同国において、金曜日はイスラム教において特別な日である。金曜日の正午に行われる特別な祈りがあるが、この祈りは集団でしか行うことができず、特に男性に対しては祈りが義務付けられており、近くのモスクに行かなければならない。そのため、レアゾン・マレーシアでは、金曜日の昼食時間を通常よりも30分長く、12:30から14:00まで延長させているなどの対応を行っている。

さらに、ムスリムはラマダン月に断食することが知られている。ラマダン中の断食は身体的、精神的にイスラム教徒にとってとても重要なものであり、レアゾン・マレーシアではこの断食期間においても、柔軟性を持って対応。ラマダン中は、早く出社し早く帰宅するように勤務時間を調整しており、8:00から16:00または8:30から16:30までの2つのオプションが用意されている。また、ラマダン月中は通常の週2回の在宅勤務に加えて、週3回在宅勤務するようなオプションも追加している。

このような柔軟な勤務体制は、従業員が仕事と宗教的義務をバランスよく行うのに非常に役立っているという。

なお、パーティでのスピーチでは、「日本とマレーシアで、協業して事業を作っていく」というニュアンスの言葉が多く使われた。果たして、その真意とは何か。以下のインタビューで詳細に伝える。 

■イコールな関係性を目指して

前述の通り、レアゾンHDでは、レアゾンマレーシアをいわゆる一般的な下請け先としてではなく、協業先として認識している。そうした部分に関して、具体的にキーパーソンはそれぞれどのような意思を持っているのか、話を伺った。

高橋

そもそもなぜレアゾン・マレーシアを作ったのでしょうか?

Ranjeev

根本的に、我々がマレーシアに注目した理由は、同国の経済・ビジネス環境です。具体的には日本と比較した際の経済成長率、人口成長率の高さでしょうか。同国は2022年時点で実質GDP成長率が8.7%と高く推移しており、人口成長率も、マレーシア統計局によれば、2023年時点で前年比2.1%増の3,340万人と高く推移しています。また、マレーシアでは個々人の技能・スキル習得度が高く、『英語を使える』という意味でコミュニケーションの容易さが利点として挙げられます。レアゾン・マレーシアを作るまでは非常に紆余曲折があったのですが、昨年から協業していく中で、この判断が正解だったと強く認識しています。

高橋

日本側と協業する上での課題点などはありましたか?

John

当初は、特にレアゾン・マレーシア側に、コミュニケーションに対してシャイなところがあったことで、あまり能動的に仕事をすることができなかったという課題点がありました。しかし、それも綿密なコミュニケーションを介して、だんだんと解決していったという経緯があります。英語なので、個々人が完璧にコミュニケーションができているという状態ではまだないのですが、私とRanjeevさんを主体とし、また英語でコミュニケートできる人員を増加することで、業務上問題ないコミュニケーションを実現しつつあります。

高橋

レアゾンHDは、レアゾン・マレーシアをどのように位置づけていますか?

Ranjeev

そもそも私たちは、レアゾン・マレーシアを、ただ単にレアゾンHDの業務委託先、下請け先として捉えていません。むしろ、『世界一の企業』を目指す同じチームの仲間として捉えています。その考え方自体を、日本側、マレーシア側両方に浸透させることが重要だと考えています。そうでなければ、我々がレアゾンマレーシアと協業している意味は半減してしまうとさえ思っています。

丹羽

まさにRanjeevさんのおっしゃる通りで、現時点では、個別の業務を通じて、レアゾンマレーシアと、弊社のカルチャーや仕事の進め方、考え方などを知っていっていただいているというフェーズではありますが、次のステップとして、レアゾン・マレーシア側で個別に業務を行っていったりすることも十分に考えられるのではと思っています。先にRanjeevさんがおっしゃった通り、マレーシアの経済・ビジネス環境はとてもよく、だからこそ、魅力的なサービスアイデアが生まれるチャンスは十分にあると考えています。ともに『世界一の企業』になることを目指して、ステップを今、一歩ずつ踏んでいるという状況ですね。

まとめ

すでにレアゾンHDグループでは、このマレーシア圏の人材を含め、10.5%が外国籍の人材であり、グローバル化が進みつつある。

レアゾンHDのビジョンは「世界一の企業」になることである。その目的の実現において、レアゾン・マレーシアは、ただの委託先・下請け先ではなく、ともに高みを目指すパートナーとして、必要不可欠な存在なのである。

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EDITOR / HIROKI TAKAHASHI

1982年生まれ、金融経済新聞社にて編集記者として記事執筆やラジオNIKKEIでのマーケットアドバイザー業務などを経験。その後、コンサルティングファームにて経験を積んだのちに独立。2023年、レアゾンホールディングスにジョイン。

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1982年生まれ、金融経済新聞社にて編集記者として記事執筆やラジオNIKKEIでのマーケットアドバイザー業務などを経験。その後、コンサルティングファームにて経験を積んだのちに独立。2023年、レアゾンホールディングスにジョイン。

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