GIFTech 『N1エンジニアリング』レポート
Reazon Holdings × AOI TYO Group「FIELD MANAGEMENT EXPAND」
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2024年1月15日、『GIFTech-テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能』事業の記者発表が行われました。
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GIFTechの公式サイト上では、2024年3月に開催する『GIFTech 2024 春』の募集も始まってます。
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“次世代型ハッカソン”って一体何をするのか!?
今回は、日本屈指のクリエイティブ力を誇るAOI TYO グループ「FIELD MANAGEMENT EXPAND」と共に、昨年“β版”として行った次世代型ハッカソン『GIFTech N1エンジニアリング』の様子をお届けします。
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そもそも『GifTech』とは一体何なのか、このプロジェクトが今後何に活かされるのか。エンジニア以外の方でも参考になる内容となっておりますので、是非ご一読いただければと思います。
0→1を生み出すエンジニアへ成長するためのきっかけ作り
『GIFTech』とは、エンジニアの創造性を刺激し、モノ創りの喜びを再発見するためのプロジェクトです。例えば、アカデミーや次世代型ハッカソンを実施し、仲間と共にプロダクトやサービスをゼロから開発するアイデアや技術を深堀りしていきます。本プロジェクトでは、この体験を通じて“テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能”を伸ばすことが目標となります。
また、『GIFTech CH』という動画チャンネルを開設し、プロジェクトの過程を公開することで、多くの人々に知識と情熱を共有していく予定です。モノ創りの楽しさを再認識し、更なるステージへステップアップできるようなものになれたら嬉しいです。
本プロジェクトが始動した背景とは?
レアゾンのミッションである“世界一の企業”を目指すためには、最高のプロダクトを作るための更なる技術力向上が必要不可欠となります。そのためにまずはレアゾンのエンジニアメンバーが実際どのようなエンジニアを目指しているのか現状把握をするために、「あなたがなりたいエンジニア像は?」というアンケートを実施しました。その結果、”仲間との共創能⼒が⻑け、プロダクトやサービスを0から開発ができるエンジニア”という回答が最も多いということが分かりました。
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また、同調査を社外でも行ったところ、同じ結果となりました。
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この結果から、エンジニアがやりがいを感じ大きく成⻑できる機械創出が早期に必要と感じ、『GIFTech-テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能』を始動させ、なりたいエンジニア像を目指せる環境整備に取り組み始めました。
多くのエンジニアメンバーが目指す理想像は、共創を通じてプロダクトやサービスをゼロから開発できる能力を持つエンジニアです。企業にとっても、このような人材は非常に価値があると考えています。
実現するためには、クリエイターが持つゼロから一を生み出す発想力とエンジニアの技術力を組み合わせることが重要と思い、この仮説を検証するために今回は、クリエイターとエンジニアの方々に集まっていただきました。
実際にクリエイターは”アイディエーター”としてアイデアを持参し、エンジニアはそのアイデアを評価して企画をブラッシュアップ。双方が納得して「創りたい」とマッチしたら、実際にそのプロダクト・サービスを形にして行くようなプロジェクトを設計しました。
全体スケジュール
今回は準備期間も含め、約3カ月に渡るプロジェクトとなりました。また、①アイディエイターのプレゼン発表とマッチング、②マッチングしたアイデアの具体的なサービス発表の2回に分けてイベントも実施しました。
【具体的なスケジュール】
- STEP1:アイディエーターの企画準備
- STEP2:アイデアソン(アイディエーターチームで議論し、エンジニアによる中間確認)
- STEP3:エンジニア×アイディエーターマッチング(2チーム以上決定で終了)
- STEP4:開発期間
(エンジニア×アイディエーターで企画のブラッシュアップ、エンジニア×デザイナーで開発) - STEP5:レビュー(本プロジェクト参加者対象の作品レビュー)
- STEP6:リリース(社外露出)
【1回目】
①アイディエイターによる企画プレゼンテーション
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事前にアイディエイターの方には、”たった1人(N1)が満足できるZ世代の究極パーソナライズサービス(ゲーム・ウェブ/アプリ)を創る”というテーマのもと、アイデアを企画していただいており、その企画をエンジニアに対してプレゼンしました。
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ターゲットが”N1”ということもあり、どのアイデアも斬新でユニークなものばかりで、エンジニアもどのアイデアとマッチングするか、非常に悩んでいる様子でした。
②懇親会
プレゼンが終了し、ほっと一息。『menu』で頼んだ食事を囲みながら、プレゼンでは聞くことが出来なかった話も交えながら、徐々に盛り上がってきました。
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③結果発表
一通り場も盛り上がってきたところで、エンジニア同士で集まり最終的にどのアイデアとマッチングするかを検討し、ついにマッチングしたアイデアの発表です!
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見事マッチングしたアイデアは、今後サービス化に向けて実際にプロダクトを作る開発準備に取り掛かます。
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【2回目】
④最終発表
約2カ月間の開発期間を経て、各チームが一生懸命作り上げたサービスの発表会を実施しました。
少しでも緊張をほぐしてもらえばという意図から、発表の前に30分程度、懇親会の時間を設け、サービスのアピールポイントの整理や伝え方などについて改めて整理をしていました。
そして、いよいよ発表の時間です...!
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短い開発期間ではありましたが、各チーム非常にクオリティが高い作品に仕上がっていました。実際に利用してみたいと思うことが出来るようなサービスになっており、プレゼンを聞いている側も非常にワクワクする発表でした。
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Z世代 ターゲットインサイト
・女性 23歳 社会人1年目
・新社会人として、ひとり暮らしを始めるなど慣れない環境で忙しい日々を過ごしている
・仕事や日々の生活に手一杯になってしまい、身の回りの掃除まで手が回らない
インサイトの課題
・自宅の掃除が出来ないことで、心身共に健康が損なわれ体調を崩しがち
・忙しい中でも掃除を習慣化したい
アイデア
・掃除して出たゴミを袋に入れて、カメラで撮影する
・撮影したゴミをアプリ内のモンスターが食べて成長していく
メンバー
・Creative Planner:UTA YASUDA / TOMOYUKI SHIMOKAWA
・Graphic Designer:SORACHI MACHIDA
・UI/UX Designer:KARYOU CYOU
・Engineer:KAKERU TSUKAYAMA / KURTIS CHAN / MIYU MASUDA / MOTOKI ISHIDE
/TAKAKO SATO
B.サービス名:お便り要約サービスYELL
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Z世代 ターゲットインサイト
・幼稚園のお子さんが2人いる30代デザイナーの女性Oさん
・育児に手一杯で時間にあまり余裕がない
インサイトの課題
・幼稚園から届くお便りが、読み辛くストレスになってしまっている
・情報が読み易いように再構築させれば、ストレス軽減に繋がるかもしれない
アイデア
・読み辛い幼稚園のお便りの内容を、自動で要約して出力する
メンバー
・Creative Planner:YU NOMURA
・Advisor:KEITA FUCHIGAMI
・Engineer:AIRI KINJO / TATSUYA SUGIO / YOSHIFUMI ISHIKURA
・Designer:TAKUMA HOJO
・Editor:TAKUYA IKI
C.サービス名:お便り要約サービスYELL
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Z世代 ターゲットインサイト
・23歳女性
・朝の準備がどうしても遅れてしまい、家を出発しなくてはいけない時間に間に合わない
インサイトの課題
・朝だらだらせず準備を行い、時間通りに出発したい
アイデア
・寝る前に朝対応すべき行程と出発時間を設定する
・準備時間と出発時間を考慮した上で起床時間を自動計算してくれる
・「あと○○分!」と知らせてくれる
メンバー
・Creative Planner:NAGI TAJIMA / MARIA YAGYU
・Engineer:BIPUL PANTHI / ICHITO NITTA / SHUNNOSUKE GOAN
・Designer:TAKUMI SHIMADA
発表を終えて...
全チーム発表が終了し、達成感と安堵で皆さん笑顔が溢れていました。今回を機に改めてモノ創りの楽しさを実感していただき、日々の業務にも活かして頂けたら嬉しいです。
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『GIFTech-テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能』事業を先導している大泉さんと窪田さんよりコメント
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■エンジニア 窪田浩之
menu株式会社 / 開発本部 / 基盤開発チーム
東京大学工学部物理工学科卒業。大学時代にエンジニア養成団体に所属し、プログラミング技術を磨く。スピード感を持ってやりたいことにチャレンジ出来る環境に惹かれて、2022年にレアゾンへ新卒入社。フードデリバリーサービス『menu』の開発環境を整備し、ユーザー体験を向上させるためのマイクロサービス化に取り組む。また、2023年より新入社員向けのエンジニア研修を企画運営し、後輩育成に貢献する。
エンジニアは技術的なことばかりにフォーカスして、ユーザー目線で開発をしてくれないといったような話を聞くこともあるかと思います。エンジニアリングは本来、モノ創りの楽しみに根ざしています。しかし、ビジネスを構想できるオーナーの指示の下、エンジニアの多くが受け身の仕事に従事している現状には課題を感じております。
AIがものすごいスピードで発展する現在、プログラミングコードを書けるだけのエンジニアの価値はどんどん下がっていっており、他職種のクリエイティビティやビジネスのメンバーと共同でき、ユーザーに「価値を届ける」ことができるエンジニアの価値は上がってきていると思います。
これからの時代では、“ビジネス・クリエイティビリティ・テクノロジー”の三つが一体となり、横並びで共創することが重要だと思ってます。技術力を磨き、更にビジネスとクリエイティブの理解や知識を得たエンジニアに成長していきたいと考えています。
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■クリエイティブディレクター 大泉 共弘
株式会社レアゾン・ホールディングス / シニア・クリエイティブディレクター
クリエイティブディレクターとして、UXを起点にコミュニケーション戦略を得意とし、デジタル及び総合広告代理店で幅広いクライアントを支援。現職では、新規事業創出とブランディングを核に据えたクリエイティブブティック「R2C」を管掌。
クリエイターにも同じことが言えると思ってます。事業やプロダクト自体を創っていくことが、クリエイティビリティを突き抜けて必要な事なんじゃないかと思っております。但し、そういったスーパーマンになることは容易ではありません。
GIFTech「N1エンジニアリング」は、複雑なプロセスをシンプルにするアプローチです。一人のユーザーを満足させることに焦点を当てることで、N1の好みが全ての答えとなり、ビジネスとクリエイティビリティの面では簡易化が、テクノロジーの開発面では効率化が実現されます。
ビジネス、クリエイティビティ、テクノロジーの各要素を将来的にバランス良く習得するためにも、このような特訓は非常に有効だと考えます。
GIFTechも“エンジニア視点” “Z世代視点”など、インサイトをとても重要視して、20代から40代の仲間が共創して生まれたプロジェクトです。N1エンジニアリングで、実際にモノ創りを純粋に楽しみ、N1対象者から「ありがとう」をもらって喜んでるエンジニアやクリエイターの姿を見て素直に感動しましたし、更に「モノ創り」の楽しさを伝えていきたいなと思ってます。
『GifTech』はまだ始動したばかりですが、今後様々なコンテンツを予定しています。これからどんどん素晴らしいエンジニアが輩出されることが非常に楽しみです!
引き続き本プロジェクトの様子は定期的にお伝えできればと考えております。
今後もお楽しみに!
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