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2025.11.07

自己表現から「必要不可欠な価値」へ——アドレアで飛躍する、次世代アートディレクターの視点

2023年4月に新卒として株式会社アドレアへ入社した荒井涼香さん。彼女がデザインを志した原点は、「自己表現」ではなく「社会に必要とされるもの」に価値を見出す、という本質的な考え方にあります。 アドレアのスピード感あふれる環境で、アートディレクターという目標に向かう彼女の、仕事への向き合い方や今後の展望を伺いました。

荒井 涼香

あらい すずか

株式会社アドレア デザイン部 グラフィックデザイナー

金沢美術工芸大学で視覚デザインを専攻、コミュニケーションデザインを中心に学ぶ。卒業後、2023年4月に新卒で株式会社アドレアへ入社。現在は、「ブルーロックProject:WorldChampion」(以下、ブルーロックPWC)を中心に自社ゲームタイトルのバナー広告、グッズ、プロモーション企画のクリエイティブ制作や、デリバリーアプリ「menu」のバナー広告、ポスティング広告制作等を行っている。

イラストからデザインへ「必要とされる価値」

水口

荒井さんがデザインの道に進まれたきっかけは何だったのでしょうか?

荒井

小学生の頃から、単純に「イラストが好き」という理由で絵をたくさん描き、アトリエに通っていました。美術専門の高校に進学した際、優れた才能を持つ同級生にたくさん出会いました。学校で多くのことを学んでいくうちに、私は「そこ(自己表現)は違うぞ、自己表現の道は違うぞ」と思ったんです。イラストを描くというのは自己表現ですが、デザインは自己表現ではなく「絶対に必要だからこそ存在するものであり、そこに価値がある」と考えるようになりました。

水口

そこでデザインに興味を持つ転機になったのですね。

荒井

はい。社会にとって普遍的に必要なものとして考え、高校の時から商業デザインを専攻しました。なので、自己表現を軸にしたキャリアパスは、元々考えていませんでした。

「なりたい自分」に近づくための戦略的選択

水口

就職活動では多くの企業を受けられたそうですが、最終的にアドレアを選ばれた理由を教えてください。

荒井

就職活動期間がすごく長かったのですが、最終的にアドレアを選んだのは、皆さんの人柄に強く惹かれたからです。面接で今の上長の方達とお話させていただいて、「この人たちと働きたいな」と思いました。

水口

人柄も重視されていたのですね。

荒井

はい。「気になることや不安な点は面接で払拭したほうがいい」と言ってくださって、私の質問にたくさん答えてくださったんです。また、他に内定をいただいた企業もあったのですが、そちらの面接は、お話の大半が会社側の説明で、私自身について深く話す時間が少なかった点に、少し違和感を覚えていたという背景もあります。

あと、内定後の面談での話ですが、ポートフォリオに、あるIPを使った企画提案を入れていました。他のOB訪問で見せた際、「原作者やファンの視点を考えると(リスクがあるから)、これは載せない方がいい」とアドバイスされた企画だったのですが、アドレアの面談では、その企画を「一番良かった」と評価してくださったんです。

水口

他社では懸念を示された企画を、逆に評価してもらえた、と。

荒井

はい。その時、この会社なら自分の「視点」や「切り口」を理解し、活かせるかもしれないと感じたのが、大きな決め手になりました。

また、プロダクトを持っている事業会社として、プロダクト設計やビジネスモデルを理解しながらアートに転換していくことが重要だと感じたので、様々なサービスに携われるアドレアを選びました。

「そんなことまでやらせてもらえるの!?」新卒から掴んだ大きな裁量

水口

現在、グラフィックデザインを主体に、育成担当など多様な業務をされていると伺っています。特に業務の面白さや、やりがいを感じるのはどんな点ですか?

デザイナー側から積極的にアイデアを出し、それを自分自身の手で制作まで担当できる。この裁量の大きさが魅力です。入社直後から、自社のゲーム(『ブルーロックPWC』など)のデザインを一通り体験させてもらい、幅広いジャンルの広告制作に触れることができました。「そこまでやらせてもらえるの!?」という驚きもありましたが、実際とても刺激的で楽しいです。新卒で幅広く任されるというのは、なかなかないと思うんですよね。

周りの友達に聞くと、ゲーム系に就職した子は、1年か2年くらい同じプロジェクトをやり続けていた、という話を結構聞きます。それに比べて、アドレアは自分がやりたいことを発信すれば挑戦させてもらえる社風があるのが魅力的です。

水口

挑戦的なアイデアも歓迎される環境なのですね。

はい。プロダクトにもよりますが、奇抜なアイデアに挑戦できたり、AIを使った表現ができたりと、ある程度自由度があるんです。また、デジタル広告は、インプレッションやインストール数といった成果がすぐに数字で返ってくるので、自分のクリエイティブがビジネスに与える影響をすぐに実感でき、やりがいを感じています。

水口

新卒の育成も担当されていますが、ご自身の経験を活かされているのでしょうか?

荒井

そうですね。私自身、入社してすぐに先輩方に優しく話しかけてもらって、何でも相談できるようになりました。ですから、新卒の方には興味があるジャンルを聞き、モチベーションが上がるように「これをやってみようか」と提案するなど、積極的なコミュニケーションを心がけています!

目指すは「全てを統括するアートディレクター」。理想を実現するため、アドレアで踏み出す着実な一歩

水口

今後のキャリアパスについて、目標を教えてください。

荒井

はい。将来的に、案件全体のビジュアルに責任を持つアートディレクターになることが目標です。ビジュアルすべて、例えば映像なども含めて、それに関する責任を持ちたいと思っています。

水口

その目標を達成するために、今アドレアで取り組んでいることはありますか?

荒井

どんな媒体であっても人の心を動かすものを創り出せるスキルと経験が不可欠だと考えています。日々の業務では、どんなチャンスや挑戦の場も逃さず、「この人にデザインを任せたい」と思ってもらえるようスキルを磨いています。

また、アドレアではデザイナー以外の、例えばゲーム運用やUIデザイナーの同期とも話す機会があり、彼らが何をやっているのかをちゃんと理解できるんです。プロダクト設計やビジネスモデルを理解しながらアートに転換していく、という事業会社としての強みが、プロジェクト全体を理解するために大事だと感じています。 何か困ったことがあれば、技術力の高い先輩方に気軽に相談に乗ってもらい、私のやりたいことを実現するためにサポートしていただいています。今後は、私自身が後輩の成長を支えられる存在になりたいと思っています。

まとめ

「アートディレクターになる」という明確な目標を持つ荒井さん。彼女がキャリアのスタート地点にアドレアを選んだのは、自身の理想像へ最短距離で近づける、戦略的な選択でした。

彼女が求めるのは、単に美しいビジュアルを作るスキルだけではありません。ビジネスの構造を深く理解し、その上で人の心を動かすクリエイティブを生み出すこと。アドレアの環境は、まさにその実践の場である、と語っていただきました。多様なプロダクトに横断的に関わり、事業サイドと密に連携しながら、年次に関係なく大きな裁量を持ってデザインと向き合う日々。彼女は、そうした一つひとつの経験から、「生きたビジネス感覚」を学んでいます。

「この人に任せたい」と信頼されるデザイナーへ。「なりたい自分になれる場所」で、荒井さんの挑戦はこれからも続きます。

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RECRUIT
WRITER / YUKI MIZUGUCHI

コンサルティング会社の秘書としてキャリアをスタート。2019年にレアゾンホールディングスにジョインし、管理部として広範囲な業務に従事する。 2025年より、社内広報や商品広報を手掛ける。

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