
「うちの子のために、もっと何かしてあげたい…」 そう思ったことはありませんか? もしあなたが猫好きなら、その想いを仕事にできるプロダクトがあるんです。それが、猫と飼い主の豊かな生活をテクノロジーでサポートする miruto(ミルト)。今回は、mirutoを開発する株式会社newtのメンバーに集まってもらい、「newtで働く理由や環境」 について、座談会形式で熱く語っていただきました!
INDEX
mirutoってなに?
mirutoは、株式会社newt(㈱レアゾンホールディングスのグループ会社)の商品です。猫用の全自動スマートトイレを始めとする革新的なペットケアプロダクトを開発しており、猫の健康データを活用した見守り機能や、飼い主の負担を軽減するテクノロジーを駆使し、猫と家族がより安心して幸せに暮らせる未来の実現に取り組んでいます。

どんな商品を開発しているの?
mirutoの主力商品は、全自動スマートトイレです。日本発! レンタルでお試しできる のも特徴で、猫の体重やトイレの回数・時間などの健康データを自動で記録し、飼い主さんのスマホアプリで確認できます。
その他にも、飲水量を記録できる「モニタリング自動給水器」 や、ご飯の様子を自動で録画できる「見守り自動給餌器」 など、データを活用した猫の健康管理と、テクノロジーによるお世話のサポートを実現するプロダクトを展開しています。京橋コパン動物病院の髙倉裕人院長監修 のもと、医学的な知見を活かした製品づくりに取り組んでいるので、安心して愛猫に使えるのも嬉しいポイントです。
今回、そんなmirutoを実際に開発しているメンバーの座談会を企画しました。実際、どのような環境で猫ちゃんと飼い主さんの生活を向上させるプロダクトが作られているのか、どんな環境で皆さんが働いているのかをインタビューしました。
mirutoは猫好きの社員が作っている!
今回の座談会に参加してくれたのは、株式会社newtで活躍する「猫好き」のメンバー4名と、猫社員のオキナワちゃん、リクくん。

栗原 優紀
くりはら ゆうき
マーケティングユニット 事業企画
主な業務内容:投資計画策定・管理、物流オペレーション、ハードウェア製品開発
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木村 祐章
きむら よしあき
miruto事業部 プロダクトマネージャー
主な業務内容:PdM/PM
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戸室 順一
とむろ じゅんいち
デザイン部 ビジュアルコミュニケーションユニット
主な業務内容:ECサイトの構築・運用
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首藤 舞央梨
しゅとう まおり
デザイン部 ビジュアルコミュニケーションユニット
主な業務内容:miruto ECサイトのwebディレクション、mirutoのブランディングのPM、ディレクション、UXデザイン
mirutoメンバーの猫ちゃん紹介

栗原家 リクくん♂ 2歳
性格:好奇心のかたまり
人懐っこく、スリスリするのが大好き。mirutoのモデル猫にもなっており、撮影の度にスタッフ全員に甘えるので、あざといと話題になっている。
木村家 こぶちゃ♂ 10ヶ月
性格:甘えん坊で暴れん坊
飼い主の膝の上で寝て、起きて、おもちゃを追いかけてをひたすら繰り返している。

戸室家 ハルくん♂ 7歳
性格:あまえんぼう
生後間もない頃、カラスに連れ去られそうになった経験から毎朝窓際でカラスを見つけて威嚇している。

首藤家 ききちゃん♀ 6歳
性格:優しくて賢い
大学生の時に病気のききちゃんと出会い、保護。
猫と飼い主の生活を守るために

最初に、mirutoにジョインした理由やきっかけを教えてください。
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最初はアプリの開発でお声がけいただいたのですが、IoT・AIを活用したハードウェアとソフトウェア両方の開発というところに興味を持って参画しました。
もともと猫は好きで、お迎えするか悩んでいたのですが、なかなかきっかけを掴めずにいました。ただ、メンバーやユーザーの方など猫を飼っている方の話を聞く中で、猫の気持ちをより理解したいと思い、プロジェクト参画後に猫をお迎えしました。実際に飼ってみると猫との生活はすごく楽しくて、仕事のために飼ったのに、そんなことどうでも良くなってます笑。

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私も猫が好きであり、猫を飼っています。mirutoはshopifyのECサイトを利用しているのですが、前職でもshopifyを利用したECサイトの構築経験があったため、まさかこの会社で大好きな猫に関するECサイト構築に関われることになるだなんて、運命だ! と思いました笑。
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私は元々猫と暮らしていて、とても猫が好きなことから、ビジュアルコミュニケーションユニットにmirutoのECサイトリニューアル依頼が来た際に、ディレクション担当を自ら希望しました。
最初はサイトのリニューアルだけを担当していましたが、ECサイトもより使いやすくするためのアップデートが必要なので、今では1年間以上サイトディレクションを続けています。そうした業務を続けているうちに、mirutoのブランディング業務も任されることになりました。かなりデザインの範囲も広くなったことから、現在はデザイン業務全体のPM(プロジェクトマネジメント)や、ユーザーの体験設計のためのUXデザインなども担当することになりました。

私は新卒でレアゾンホールディングスに入社しました。しばらくして、新規事業に取り組むチャンスを頂きました。そこで、大学時代の友人である川田さん(株式会社newt代表)を誘って一緒にこの事業を始めることになったんです。色々な市場調査をしていると、ペット業界の市場規模は伸びていたんです。少子高齢化で子供を持たない人達が猫を飼うことが増えているからだと気づいたんですよね。それに注目して、「ペットIoT事業をやってみよう」と決めました。
そもそも私自身が猫を飼っていて、毎日仕事で遅くなると部屋中に広がる猫のトイレのにおいが気になって…。それで、販売されていた自動トイレを購入して使ってみたんです。それが本当に便利だったんですよね。なのになぜこれが普及しないんだろう? と色々調べた結果、一つは「値段が高過ぎること」。もう一つは「猫ちゃんが怖がってしまうから」というインサイトに気づきました。音が怖い猫ちゃんだったり、ドーム型のデザインが怖い猫ちゃんだったり。せっかく買っても猫ちゃんが使ってくれなければ、たとえ便利な自動トイレでも、大きなガラクタを買ったことになってしまいますからね。
そこで考えたんです。もし自動トイレが安く試せたら、もっと販売数は拡大するのではないかと。具体的には、ハードウェアにはOEMを使い、ソフトウェアにはアプリを活用しようと考えました。IoTと健康管理を組み合わせれば、ちょっと面白いプロジェクトができるんじゃないかと思ったんですよね。

素晴らしいですね。みなさん「猫好き」を仕事に繋げられたということですね。
では、mirutoで働く中で、やりがいや面白さを感じる瞬間を教えてください。
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実際にmirutoの製品やアプリを利用しながら、猫ちゃんとの生活をより安心出来るものにするにはどうしたらいいか、感じたことを具体化してプロダクトに反映していけるという部分にやりがいと面白さを感じますね。
猫ちゃんと飼い主の方が共に生活する中で、本当の意味で安心感を得られるようなサービスや製品を作り出そうとチームメンバーが一丸となって向き合っている事業部の文化にも、とても刺激を受けています。

水口:自分たちが猫と暮らす中で感じる課題やニーズが、mirutoの製品開発の原動力になっているというわけですね。
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私はWEBサイトの構築・運用を担当しているのですが、mirutoでは、「これはどうやったら実現できるんだろう?」という課題に次々と出会うのが面白いですね。
例えば、mirutoのECサイトでは、shopifyという機能を利用しているのですが、サブスクリプション販売において決済方法に制約があったりするんです。そうした制約の中で、どうすればお客様にとって最適な方法を提供できるのか、色々な選択肢を検討し、解決策を見つけ出すプロセスにとてもやりがいを感じます。前職で培ったWEB制作や構築の経験を活かしながら、試行錯誤の末に上手くいった時の達成感は格別です!

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チームメンバーはかなり若手のメンバーが多く、事業推進にスピード感があるので、毎月様々なアップデートがあることも面白みの一つだと思います。
事業部全体としてデザインを重視していて、「どうしたらユーザーに良い体験を届けられるのか?」「mirutoらしさが伝わるデザインはどんなものか?」など日々向き合い続けられるところも、デザイナーとしてのやりがいに繋がっています。また、猫を飼っているメンバーが多いので、仕事をやる時はやる、猫と遊ぶために帰る時は帰る、とメリハリを持って働いているところも面白いなと感じます。みんな猫が好きなので、仕事も猫との時間も一生懸命です! 一定のルールはありますが、リモート勤務OKなのはすごく助かりますね。

なるほど…「猫が好き」という共通の想いが、mirutoのメンバーを結びつけているんですね。お家で猫ちゃんと一緒に居ながらリモート勤務ができる、というのも魅力的ですね!
ではmirutoの仕事を通じて、これまでのキャリアと比べて成長を感じた点はありますか?
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私自身はエンジニアからキャリアをスタートして、ずっとwebサービスやスマートフォンアプリなど、ソフトウェア中心のプロジェクトに関わってきました。mirutoに関わるようになってからは、PM/PdM(プロジェクトマネージャー/プロダクトマネージャー)として働いています。
mirutoで初めて、「トイレ」というハードウェアに関わったことで、全く知らなかった領域に対する知見や新しい業界の文化感などを学べる点は、自身にとってとても大きな成長の機会になっていると思います。昨今、急激なAI技術の進化やハードウェアのチップセットの高性能化、小型化が進んでいる中、常に最新のテクノロジーをキャッチアップして、猫ちゃんの健康管理や飼い主さんの生活の質向上に寄与する組み合わせを考えるという私の役割は、とてもやりがいがあるなぁと感じています。
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ハード、プロダクト、サービスなど、広い視野を持ってデザインをする必要があるので、事業全体を俯瞰してディレクションする能力が身についたと思います! また通常のデザイン部での業務だけでは身に付きづらい、Shopifyを使用してECサイトを構築するスキルなどもかなり向上しました。

プロダクト開発について

mirutoのプロダクトづくりで、特に印象に残っているエピソードを教えてください。
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昨年まではどちらかというと自動トイレを中心とするアプリ開発がメインだったのですが、2025年2月に独自機能をリリースしました。
「猫だより」という機能で、mirutoの製品で記録される情報を元に、飼い主さんが外出中でも猫ちゃんがどんな生活をしているかを確認出来るログや、直近のデータ変化を元に獣医師の先生からアドバイスを受け取れるというものです。リリースしてまだ間もないですが、この機能を繰り返し利用してくれているユーザーさんが日々増えているのはとても嬉しいです。これからも、よりユーザーさんに求められる機能をリリースしていきたいなと思います。
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印象に残っていることはECサイトリニューアルでかなりページビュー数が良くなったことです。
元々事業部のメンバー(デザイナー無し)で簡易的に作成したサイトだったため、リニューアルすることでmirutoの商品の良いところが適切に伝わり、安心してmirutoの商品を購入できる人が増えたことは嬉しく思います。あとはサイトに少し遊び心を加えたアニメーションを入れたのですが、webデザイン界隈のSNSでバズったことはかなり印象に残っています。ECサイトにアニメーションを入れなくても良いですが、猫と家族の楽しい暮らしを守りたいというmirutoの想いをユニークに表現できて、評価されたことはかなり嬉しかったです!


自分たちで製品を作って、それを使用したときが一番やりがいを感じますね。それに、自分たちが考えたプロダクトで、世の中の皆さんの生活がすこし楽になる。それを会社のお金でやれているって、実はすごいありがたい環境だなぁって笑。
あと、自分が開発した製品が販売されて、広告やオフライン店舗で売られているのを見た瞬間もうれしいものです。それに、ユーザー様へのオンラインインタビューを1、2週間に1回行っているんですけど、実際にユーザー様が喜んでいる瞬間が特に印象的でした。

実際に使用されているユーザー様が喜んでくださっている姿や生の声を聞けると、嬉しいですよね。特に印象的だったお話等、ありますか?

はい。mirutoの自動トイレで体重の推移が分かって、病院で獣医師に「体重が減っている」旨を伝えたら事前に健康問題が見つかったらしくて、「本当に助かりました!」と言っていただきました。実際うちの製品を使ってちゃんと役立っている、というのを身近で確認することができて、そのときはめちゃくちゃ嬉しかったですね!


mirutoの自分たちの製品が改善されて、よかった点や嬉しかったことはありますか?
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新モデルで消臭リキッドがついたことは良かったことだと思います。どうしても自動トイレは匂いがこもってしまうという意見を聞くので、このモデルの導入によって、自動トイレがさらに波及するのではないかと思います。
またアプリが徐々にアップデートされ、先ほど木村さんがおっしゃってた「猫だより」という機能で、猫の健康レポートが見れるようになりました。実際に使ってみて、猫の1日が可愛いイラストと共に記録できていて、素敵な機能だと思いました。


今後、mirutoのプロダクトをさらに進化させるために挑戦したいことはありますか?
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まずは、現在取得出来るデータを活用して、外出中の飼い主さんが安心できるようなサービスを作っていくという挑戦があります。
さらに、カメラや新しいセンシング技術を搭載したデバイスを開発することで、どこにいても猫ちゃんのお世話が出来るような世界の実現を目指したいです。ハードウェアとエッジAI(※ネットワークの端末機器にAIを搭載し、端末側でデータ処理を行う仕組み)を活用したデータ取得と、機械学習を活用したデータ分析のかけ合わせで常に新しい可能性を模索していきたいです。mirutoがあることで「猫ちゃんと飼い主さんが共に安心して暮らせる」と感じてもらえるようなブランドにしていきたいなと思っています。

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デザイン部としてはmirutoのブランディングを強化していき、mirutoのプロダクトの魅力がより多くの人に伝わるようにしていきたいです。
mirutoはペットIoT市場で、急速に販売台数を伸ばしているブランドですが、まだ認知度は高くありません。今後はビジュアル・UX両方のデザインをブラッシュアップして、「猫の商品を買うならmirutoが良い!」となるようにしていきたいです。まずは日本一の猫ブランドへ、そしていつかは世界でも活躍する猫ブランドにしていきたいです。

現在はIoTとそれに紐づくアプリの販売をしていますが、将来的には「離れているときの猫の幸せを守る総合的なサービス」にまで発展させたいですね。
デバイスの数と、販売する地域を増やしていって、猫の世話に関わるIoT界隈でトップシェアを獲れたらいいな、と思っています。また、日本だけでなく海外でも少子高齢化はトレンドなので、ゆくゆくは海外参入もできたらな、と思っています。
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現在、「猫だより」の英語版を検討中です。現時点では、日本語の温かいコミュニケーションを実現できていると思ってるんです。例えば、「あなたの猫ちゃん、元気そうですよ」とか。でも、それを例えば英語で伝えたときに、単純に "Your cat looks fine" とすると、少し事務的で冷たい印象を与えてしまうかもしれません。言葉の裏にある感情や、文化的な背景によって、同じ内容でも言い方によって受け取り方が大きく異なるので、それに合わせた表現を考えていかなければならないと思っています。
私たちは、単にデータを伝えるだけでなく、言葉を通じて飼い主さんの不安な気持ちに寄り添い、安心感を提供したいと考えています。では飼い主さんが一番安心感が得られる瞬間とは何か。それは獣医師さんから「大丈夫ですよ」と言ってもらうことだと思うんですよね。とはいえ、無責任な「大丈夫ですよ」ではなく、IoT、ハードウェアの力でどういうデータを取って、どういう傾向があったら病院行った方がいい、とか「まだ様子見で大丈夫ですよ」とかのラインを伝えてあげる必要があるのかなと思っています。
これから商品のラインナップを増やしていけば、取得できるデータもさらに増えるので、飼い主さんの生活の助けになりつつ、なおかつそこから取得できるデータで、猫ちゃんが病気になるリスクをできるだけ減らすような「飼い主さんと猫の幸せを守る」システムを作っていきたいです!
猫好き向けの採用プロモーションの観点

mirutoの開発チームや働き方について、エンジニア志望者の方々に伝えたいことはありますか?
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mirutoは、ハードウェアや筐体を作るところは協力会社さんと一緒にやっているんですけど、ソフトウェアの開発に関しては社内にエンジニアが3名しかいないんです。もちろん外部協力会社や業務委託の方も検討はしているんですけども、猫ちゃんのことを色々考えながら一緒に作ってくれる人がいたら一番心強いかな、と思っています。
あと弊社はリモートワークが可能なので、猫ちゃんとの生活と仕事の両立がしやすい環境です。miruto製品をいち早く利用して、自身の感じた改善点や魅力をプロダクトに反映出来ますし、猫好き、猫飼いメンバーが多数在籍しているので、猫ちゃん自慢や相談を気軽に出来ます! 実際使用して良いところ悪いところもぜひレビューしてほしいですね。

フラットな組織で、スピード感をもって開発している組織なので、予想外のことが起きても柔軟性高く、粘り強く取り組める方を求めています。猫好きな方やハードウェア開発・ソフトウェア開発両軸に興味のある方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします!

まとめ
今回の座談会を通して、mirutoは単に猫好きが集まっているだけでなく、それぞれの「好き」を活かし、猫と飼い主のためになるプロダクトを真剣に作り上げているサービスということが明確に伝わってきました。mirutoは猫の健康データを活用した革新的なペットケアプロダクトの開発を通して、「猫と家族がより安心して幸せに暮らせる未来」を目指しています。猫好きのエンジニアの方、ぜひともお待ちしております!
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