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2023.02.16
PROJECT STORY

『街づくりmenu』で実現する“地域創生”という難題。店舗・住民・menuの三方よしで実現する“デリバリーサービスの未来”とは?

こんにちは、経営企画部の赤岩です。 今回は、レアゾングループである株式会社Reazistaで実施された取り組み、『街づくりmenu』についてご紹介させていただきます。 menu事業へ携わっていない方にも、普段どんな取り組みをしているか知ることが出来る良い機会になればと思っております。 それでは、関係者3名の方々にお集まりいただいた、実際の対談の様子をご覧ください。

山内 拓夫 やまのうち たくお 株式会社レアゾン・ホールディングス 取締役 兼 株式会社Reazista 代表取締役

レアゾンホールディングスの設立から、広告代理業やメディア事業など様々な事業に携わる。現在はReazistaにて、営業代理店事業とグループ全体の営業職種を統括している。

杉本 大祐 すぎもと だいすけ 株式会社Reazista 営業本部/事業運営部 部長

前職では、飲食特化型人材サービス会社にて、営業組織の組み立てや事業運営を担当し、営業システムの可視化や新規事業の構築に約10年従事。当社へ入社後、営業面の社内SFA仕組み構築、地域創生スキーム等の事業開発を担当。

大泉 共弘 おおいずみ ともひろ 株式会社レアゾン・ホールディングス コミュニケーション本部 部長

クリエイティブディレクターとして、デジタル・総合の両広告代理店を経て、2022年レアゾン・ホールディングスにジョイン。フルファネルでのコミュニケーション策定・クリエイティブディレクションを得意とし、レアゾン事業のブランディングを担当。『menu』のPRも管轄しており、『街づくりmenu』を全国に広げていく活動を牽引。

Reazistaは、「Sales×Marketingでビジネスをスケールさせる」をテーマとし、デリバリーサービス『menu』が重点エリアで市場No1を達成するため、様々な取り組みを行っています。

そんな中で立案された『街づくりmenu』というプロジェクトは、コロナ禍による新しいライフスタイルの定着など、様々な理由により足が遠のいてしまっている地域住民のニーズを取り戻すため、店舗も地域住民も巻き込み持続可能な街全体の活性化を狙う取り組みです。街の店舗へ、デリバリーサービスの導入支援から、集客イベントの企画運営、デリバリーとイートインの相互循環を図るクーポンの配布、さらにはクーポンのデータを可視化し、イベント後も継続した支援を行っています。

『街づくりmenu』の第1弾では、2022年10月・11月に大阪市都島区・旭区及び守口市エリアでの取り組みを実施しました。この取り組みでは、街の活性化を目指して活動する団体であるSotowa様と一緒に販促費をシェアしながら、同エリアで新たに参入した店舗なども巻き込むことで、地域全体を繋げる施策を実施することができました。

2022年10月29日(土)・30日(日)に開催された地域イベント『ワンコインマルシェ』では、『menu』で使えるデリバリークーポンを配布し、デリバリーの利用を促進しました。さらに、後日デリバリーを利用いただいた方へ次回イートインで利用できるクーポンを配布することで、デリバリー・イートインともに利用を促進できる仕組みを構築しました。

「ありがとう」と言われる仕事、『街づくりmenu』で街全体を活性化

大泉

『街づくりmenu』というプロジェクトは個人的に、デリバリーという「欲しい人に、欲しい時に、欲しいものを届ける」シンプルなサービスの奥深さ、デリバリー自体が持っている本来の力というものが伝達できたんじゃないかなと。

山内

そうですね、飲食店様にとってはデリバリーサービスの導入だけではなく、来店促進もできるのは魅力だと思っています。自分で開いたお店に来てくれたお客様に料理を振る舞って「美味しい」と言ってもらいたい、その笑顔が見たい、という気持ちがある一方、コロナ禍における苦戦もあって、それだけだとどうしても難しいのが実情です。苦肉の策としてデリバリーを導入しても、それはあくまでお客様との接点を作っていくきっかけでしかありません。

しかし、例えば、初めてデリバリーで注文した人が「美味しかったから、今度はお店にも行ってみよう」という話もあるかもしれません。片や、いつもお店に来てくれる人が「コロナ禍でお店には行けないけど、デリバリーやってるなら頼んでみよう」といったニーズもあって、そこに応えていく必要もあります。言うのは簡単ですが、実行しようと思うと難易度は高いです。そこで『街づくりmenu』のデリバリーとイートインのクーポンを見える化して相互に循環する仕組みは、非常に喜ばれる取り組みです。

一方で、我々にとっての魅力は、『街づくりmenu』というプロジェクト自体が“街全体”を活性化できることで、それが上手く軌道に乗り始めると「ありがとう」と言っていただけるんですよね。我々にとってはこの「ありがとうと言われる仕事を作る」という点がすごく魅力なんじゃないかと思います。やりがいとして、すごく楽しいです。心躍りますよね。

大泉

杉本さんは普段から個店を開拓する中で、どういったきっかけでこのプロジェクトを開始されたんですか?

杉本

当初、『menu』というブランドを関西でも最大化させていこうという目的で営業活動を始め、様々な店舗様とお会いしていく中で、「コロナ禍で街に元気がない」との声がたくさんありました。

そうした中で『街づくりmenu』によって、リアルイベント×デリバリー、オンラインとオフラインを融合することで、街をさらに活性化しましょうという座組が、非常に同意を得やすい・イメージしやすいものだったのかなと思います。

第1弾として実施した、大阪市旭区のSotowa様とは、直接お会いしながら打ち合わせを重ね、お互いの理想の形で実施ができるように話し合いながら、仕組みを作り上げていきました。

当初は、『街づくりmenu』という想いだけあって、実績もキャリアもない状態で、お話を持ち掛けても断られることもありましたが、今回、想いに共感していただいた地域のコミュニティの方々も多く、非常に感謝しています。ちなみに、最初にSotowa様から言われたのは「営業担当の子がすごくいい子で、(協力するのは)この子がいるから」と。やっぱり地域に愛される営業担当ってすごく大事です。

大泉

僕が初めてこのお話を聞いたときに、最初に思いついたのが、「なぜReazistaが、なぜmenuがこのプロジェクトを行うのか」という大義の部分を明文化することで、広く皆さんに理解していただける良いストーリーになるということです。

そのために、この取組を『街づくりmenu』というプロジェクトにしましたし、クーポンの座組を少し変えたり、継続性のある仕組みを提案させてもらいました。Yahoo!ニュースを始め、50以上のメディア露出が取れたのは、大義の部分に隠れていた社会性の文脈にスポットが当たった結果だと思っています。

反面、新しいプロジェクトなので漠然とした不安や懸念、コミュニケーションの難しさのようなものは、地域の皆様の中にはあったかなと想像しています。

山内

難航した点で言うと、期待値調整と役割分担ですね。お互いにとって新しい取り組みなので、期待も不安も大きかったなという印象です。我々も『街づくりmenu』を成功させるために必死に活動する中で、一方的に進めてしまったところもあったので、我々だけではなく「一緒に盛り上げていく」という想いや進め方が大事だったと、今となっては感じています。

それも踏まえて出てきたアイデアが「地域の人にアルバイトしてもらう」ということです。第2弾の準備をちょうど進めているところなのですが、実はもう既に1人決まっていて、「この地域を盛り上げるためならがんばりますよ!」とか、とてもテンション高いんです(笑)。そういった形でリソースを埋めながら、役割分担や期待値調整をしていくことも大切だなと思っています。

街の人たちと一体感を持って、街全体を盛り上げる世界観が作れた

大泉

『ワンコインマルシェ』の実施を主目的にするのではなく、「街のインフラを整備し、継続的に僕たちは取り組んでいくんだ」ということが『街づくりmenu』というプロジェクトになりました。第1弾は大阪で、そこから全国に広げていくというストーリーを描いていましたが、それ自体についてお二方はどう思われていたんですか?

山内

僕は、後ろ向きな気持ちはほぼ無かったですね。やりたいこと、進めていることを地域の皆さんへうまく説明できなかった瞬間が多くて。そうした中で大泉さんに入っていただきストーリーにしていただけたので、我々としても言語化できたし、非常にありがたかったです。

杉本

僕は逆に「しまったな」って反省しました。最初からこうしとけば良かったな、と思うくらい良いストーリー。最初の段階からこのスキームで一緒に売っていたら、おそらくもっと成功していたなという反省が1番に来るぐらい、良いテーマ設定でした。いま動いている第二弾以降の色々なものが、このテーマのおかげなんですよね。

大泉

実際にその中で『街づくりmenu』の第1弾という形で『ワンコインマルシェ』が昨年の10月29日、30日に開催されたわけですけど、Reazista側からもそうそうたるメンバーが入ってきていましたよね(笑)。僕も隣でメディア対応をしながら、営業の底力だなと思っていました。実際、街の人たちも含めて、皆さんの反応はいかがでしたか?

山内

当日、我々はmenuの赤いTシャツを着て、チラシ配りをしながら、イベント自体を盛り上げていたんですが、商店街の人が「ちょっとそのTシャツ僕にも着させてよ」と赤いTシャツ着て、menuのチラシ配ったりしてくれたんですよね。やっぱりそうやって、街の人たちと一体感を持って、街全体を盛り上げる世界観が作れたので、本当に開催してよかったなと感じています。

最初は受け取ってもらえず苦戦していたチラシ配りひとつ取っても、「飴をつけて渡せば受け取ってくれるんじゃない?」というアイデアが現場で出て、その場で買ってきてセロテープでくっつけて配った瞬間に「なになに?」と次々と受け取ってくれますし、このイベントや『街づくりmenu』をやる意味など、チラシを受け取るだけではなく、ちゃんと話を聞いてくれるようになったんですよ。その場のちょっとしたアイデアを「やってみよう」「何枚は配りきろう」みたいな感じでアイデアを出して実現したという一体感は今でも忘れません。

開催初日の夜の反省会で出たアイデアも即行でした(笑)。イベントを次に繋げていくとなったときに、地域で交流人口がどれだけ増えたかというのは絶対重要になってきているという話があがり、「じゃあ、明日はチラシを配らずアンケートを取ろう」と、その場でフォームを作って目標を立てて動く…という。

杉本

前日の夜に決まったことが、翌朝集合までにアンケートが作り終わっていて「これで行きます」みたいな(笑)。このスピード感と、そこで回収したアンケート結果が本当に未来に結びついていて、いま動いているものに対してもユーザーの声まで反映させた企画として他地域にご案内できていることは「Reazistaすごいな」って思いましたね。

地域に根付く“ピースの集合”が市場の順位を変える?

大泉

“次に繋げる”というワードがありましたけど、杉本さんの第2弾、第3弾とこれからの展開や構想を聞かせてもらえますか?

杉本

今回の第1弾の反響は、本当に多くの地域からいただいています。今回の反省点や課題を改善しながら、どんどん更新してより良い形を作っていこうと思っています。具体的には、お客店舗様にどう売り上げを残すのか、そしてどう街を盛り上げるのかという所を、様々なパターンでやろうとしています。

この狭域スキームというのは、僕はすごく良い営業手法だと思うんですよね。その地域に根付く可能性がありますし、。そうすると、『menu』がナンバーワンになる地域ができるわけですよ。もしかすると、「この”ピースの集合”が最終的に市場の順位を変えるんじゃないか?」というくらいの野望を持ってやっています。

僕、最近洋服屋さんに「menuさん」って声をかけられるんです。街の中で、この顔を見たら「menuさん」なんですよ。飲食店以外の方が、街おこしのイベントで、赤いTシャツを着た小太りのおっさんの顔を覚えてくれて声をかけてくれる。これってすごいことだと思うんですよね。

大泉

すごい!それは楽しいですよね。イベントを1度やっただけで、街をただ歩いていて「menuさん」と声をかけてもらえる状態になっている。そんな杉本さんと“一緒にやろう”と声をかけた山内さんとしては、狙い通りですか?

山内

menuとしては、やっぱり競合他社の投資攻勢が続く中で「マネーゲームに付き合わずに、数年後に勝てる仕組みを作っていかないといけない」と思っています。少し前まではデリバリーを導入すれば売り上げが上がっていましたが、現在だと導入しただけでは上がらず、「どう活用して、売り上げをあげていくか?」というところに変化しています。

そうした中で我々は、競合他社が真似できないような仕組みを作って、競争優位を作っていき、そのうえで、営業力で顧客満足度を高めながら、事業をスケールしていくことをテーマとして掲げています。

その“仕組み”という部分で、まさに『街づくりmenu』が出てきました。飲食店開拓にとどまらず、“街に愛される”“ユーザーをオンライン・オフラインで循環していける”ということを継続的にやっていける、というのはテーマに沿っているので、もっと色々な事例を作りながら工夫を重ねて、価値を高めていきたいですね。

ビジネスとして成立させながら地域創生――その難題に挑む

大泉

社会貢献をする反面、これが結局事業になっているという両翼を作っていくことが持続的に発展していくものなのかなと思っています。そういった価値のあることに取り組んでいると、「一緒にやりたい」と言ってくれる人は増えるのかな、と思うんですが、第1弾が終了して、社内・社外からの反響はいかがでした?

山内

「イベントに行きたかったです!」「一緒にやりたいです」という声はすごく聞いています。実際に「協賛してくれる企業さん、獲得してきます!」とか、他部署の子が「この資料、こう直したほうがいいですよ」とか、主体的な動きはかなり増えてきましたね。

杉本

すべてこの『街づくりmenu』というキーワードのおかげで、「これができて、こういうメリットがあります」、「そして、この先でこうリスクがあるけど、こういうサービスがあるから、こういう提案ができるんです」「これで街を興せるでしょう」みたいな言語化された提案ができるスキームが形になってきています。社内から色んなお声がけもいただき、営業も動きやすくなりました。

大泉

やっぱりReazistaという会社の武器は営業なので、地域住民の方と、地域のお店をつなげる、つまり営業力でインフラを整備しているんだなと感じます。事業として成立させながら、地域の人からも、お店からも「ありがとう」と言われる、この三方よしのwin-win-winをどう作っていくか。そうした仕事に興味を持ってくれる、一緒に働きたいと思ってくれる人に、何かメッセージがあればお願いします。

杉本

Reazistaは、きちんと考えたうえで色々なチャレンジができ、失敗を重ねながらも改善をどんどん出していけるカルチャーです。今回このイベントをやる中で、当たり前に使っている“大変”という言葉をある方から教わりました。「大変という文字は、大きく変えようという意味なんだよ」「それだけ大きく変えるんだから、パワーは必要なんだよ」と。

その意味が分からず、「大変だ、忙しい」って言ってたことが、今回変えるために、色々なことをやっているからだとすごくリンクできたので、頑張れたんですよね。そういうチャレンジをできる環境がReazistaにはあり、自由の中で任されたパートだけにとらわれない視座を持って仕事が出来るなと僕は思います。

山内

“高い目標を掲げてチャレンジしましょう”“それを掲げて、がむしゃらに頑張っている人を応援しましょう”というのをすごく大事にしたいと思っていて、まさに今回それが体現できたと思っています。”地域創生”と一口で言っても難易度が高い課題ですし、それをビジネスとして成立させながら動かすって、相当難題なわけですよ。

でも、そういった形で仕事に誇りを持てたり、仲間と一緒にやれたりということがすごく素晴らしいと思っていて、そういう環境だと今まで「○○すべき」と思って仕事していたのが、「○○したい!」に変わってくると思うんですよ。

そうなったときに、仕事ってすごく面白いし、どんどん楽しくなっていって、成果も変わってきます。『街づくりmenu』ってそういうポテンシャルがあるものだと思っているし、みんながそう思えるようになっていければ、とても良い会社になります。本当に会社のステージさらに一段変わるよね、って信じているものもあるので、一緒に頑張っていきたいですね。

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EDITOR / NAO AKAIWA

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、新卒でリクルートキャリアへ入社。その後、コンサルティングファームを経て、現在レアゾン・ホールディングスにて採用業務やオウンドメディアの運用/企画へ従事。

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