アドレアが「TikTok for Business Japan Agency Awards」受賞!~背景にある“アドレアならではの強み”とは?~

ショート動画プラットフォームTikTokを運営するBytedance株式会社では、広告主が自らアカウントを開設し、広告の企画、作成、配信、分析までをオンライン上で一元管理できる「TikTok for Business」を運営している。同サービスは、広告価値のパフォーマンスの良さが評価され、現在では多くの企業から選ばれている。 Bytedance株式会社では、2019年より広告主のビジネス成長に寄与してきた広告代理店の功績を讃える「TikTok for Business Japan Agency Awards」を毎年開催。 同アワードでは、進化を続けるTikTokというプラットフォームの特性を深く理解し、独自の戦略で成果を創出してきた取り組みが高く評価される。今年は、グランプリ、Growth Sales部門、Strategic Sales & Solutions部門、Creative & Solutions部門の4部門・全10賞において合計24組の受賞が発表されたが、売上において、前年比200%以上などの基準を達成し、この1年で急成長を遂げた広告代理店に贈られる「Growth Sales部門 ーRising Star Awardー」を、株式会社レアゾンホールディングス(以下、レアゾンHD)のグループ会社であり、広告代理店の株式会社アドレア(以下、アドレア)が見事受賞した。 熾烈な広告代理店競争の中で、なぜアドレアがこのような賞を受賞できたのか。現場を担当する3名と、全体マネジメントの統括者に話を聞いた。
「ゲーム愛」を原動力に、ユーザー心理を捉えた広告運用で成果を創出

安川 泰世
やすかわ たいせい
株式会社アドレア セールス&マーケティング部 ゲームユニット所属 アカウントプランナー
ケンタッキー大学を卒業。2023年に新卒として株式会社アドレアへ入社。入社から約1年間は研修期間として、「menu」のプロモーション、「ブルーロック Project: World Champion(以下、ブルーロックPWC)」および「ドラゴンエッグ」のリテンション施策、「NOBROCK TV」の営業などに従事。現在は、「ドラゴンエッグ」と「戦国戦輝」のプロモーション担当に加え、外部の代理案件の営業や広告運用も行う。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
安川さんはゲーム関連の広告運用を担当していると聞きました。どのような経緯でそうした業務に従事することになったのですか?

もともと昔からゲームが大好きだったんです。一つのゲームタイトルを千日以上、数千時間に渡ってやりこんだりもしていました。加えて、アメリカの大学でマーケティングを学んでいたこともあり、将来はゲームに関する広告やプロモーションに関わりたいなと思っていたんです。そんな中、ボストンキャリアフォーラムでレアゾンHDとアドレアのことを知り、「年齢や性別、人種など一切関係なく実力主義」という社風に惹かれて入社を決意しました。現在では、「ドラゴンエッグ」など、グループ内のゲームプロダクトの広告運用を行っています。また、クライアント様への広告運用も同時に行っています。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
ゲーム好きが広告運用に役立つことって結構あるのでしょうか?

はい、そう思っています。ゲームをやりこんできた経験があるからこそ、ゲームのポテンシャルユーザーの心理が自分事のように理解できたり、ちょっと違った目線や攻めた広告のクリエイティブアイデアが生まれたりすることもあります。例えば、ゲーム広告って、訴求対象によって、ゲーム自体の面白さを訴求するべきなのか、あるいはキャラクターを訴求するべきなのか、あとは「ガチャを何回も引ける」というゲーム性を訴求するべきなのか、など色々な選択肢があるんですよね。アピールすべきポイントがそれぞれ違ったり、組み合わせることで最適なプロモーションを実現できたりします。また、アウトプットの方法も、静止画がいいのか、それとも動画がいいのかなどでも広告効果に大きな差が出てきますね。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
広告の企画からクリエイティブ、運用までお一人で実施されているのですか?

いえ、アドレアにはたくさんのデザイナー、クリエイターがいますから、私が企画を考えて、クリエイティブチームと協業してアウトプットを作ったり、運用したりしています。広告って何より「試してみる」ことが大切なんですよ。まずは仮説を立てて、クリエイティブを作って、運用してみる。そこからPDCAを回して、さらに効果を最大化させるために、どんどん新しい手法を試していく。そのためには、大量にクリエイティブを作れる組織体制があることが重要なんです。アドレアにはそういった体制が整っていると言えますね。

.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
AIを活用した広告運用にも挑戦中だと聞きました。

はい、AIを活用した広告運用やクリエイティブの制作に関しては、実験的ではありますが、すでに色々と動いています。たとえば、自社グループのゲームキャラクターの声を素材にして、AIを活用してそのキャラクターに話をさせたり、その動画を広告で使ったりなど色々な方法があります。まだ結果としては限定的なところがありますが、今後の可能性は強く感じています。また、例えば静止画のクリエイティブに関しても、制作自体でAIを活用することもありますが、実は「人間では思いつかない」ようなデザインアイデアをAIが思いついてくれることもあるんですよ。先ほどお話した通り、広告運用は、試してみて、PDCAを回していくことが重要になってくるので、こうした「人間には思いつきそうにない」アイデアを試すには、AIはとてもいい助っ人になってくれます。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
クライアントへのサービス提供としても、AI活用を考えていますか?

今後は十分にあり得ると思っています。でも、私たちの強みは、AIだけではありません。そもそもアドレアは、レアゾンHD傘下として、自社のゲームタイトルやその他のプロダクトのプロモーションに関するノウハウ、実績値を持って、クライアント様にサービスを提供できるということが大きな強みです。いわゆる”アドエージェンシー”って、「御用聞き」みたいになってしまうことが多いんです。クライアントの言う通りに動く「手足」としての動きを求められたりもしてしまいます。
でもアドレアは違います。たくさんのプロダクトを有しているレアゾンHD傘下のハウスエージェンシー的な位置付けとして、グループの売上を持ち上げてきたという実績があるわけです。そのノウハウをクライアント様に展開できるのです。
また、ゲーム関連のプロモーションであれば、私のように、ゲームをやりこんできた人間が企画を作りますから、ユーザー目線のプロモーションを実現することができます。実際に複数のクライアント様の売上に貢献できたことが、今回の「Rising Star Award」賞をいただけた一つの要因だったと思っています。

マーケティング専攻の知識を実践!オンラインとオフライン施策の両軸でクライアントに価値を提供

大城 輝星
おおしろ きらら
株式会社アドレア デリバリーユニット所属 アカウントプランナー
アリゾナ州立大学経営学部でマーケティングを専攻し卒業。2023年に新卒として株式会社アドレアへ入社。2023年に参加したLAキャリアフォーラムでレアゾンHDと出会い、エンタメ事業の最前線で活躍する社員の雰囲気や事業内容に惹かれ入社を決意。大学での専攻を活かし、マーケティング領域で活躍を目指す。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
大城さんも安川さんと同様に、大学でマーケティングをを学ばれた後にアドレアに入社されたのですよね。
.jpg?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
はい、私の場合は安川さんのように、特に「ゲームが好き」とかそういったこともなく、プロダクトにこだわりはありませんでした。単純に、広告やプロモーション、マーケティング自体に強い興味があった学生でした。ただ、私だけじゃなくて多くの学生がそうだと思うんですけど、いくら大学でマーケティングを専攻していても、実際のビジネスでの「マーケティング実務」って、何をどんなふうにやるのかまったく想像できませんでした。
そんな中で、LAのキャリアフォーラムでレアゾンHDの存在を知りました。当時はコロナ禍の真っ只中で、日本でもデリバリーサービスが急速に普及している最中でした。そのような状況の中で、レアゾンHD傘下のデリバリーアプリ「menu」に強い可能性を感じました。事業のフェーズとして、プロモーション費用を大量に投下し、新規ユーザーの獲得を目指している段階だったため、「面白そうだな」と思い、入社を決めました。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
現在は具体的にどのような業務を行っているのですか?
.jpg?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
menuに関しては、色々なプロモーションを展開しているのですが、最近特に力を入れているのが、UGC(User Generated Content :ユーザー生成コンテンツ)マーケティングです。具体的には、顧客やユーザーが自発的に作成したコンテンツをTikTokを含むSNSなどに投下する手法です。例えば、TikTokだったら、その時に流行ってるネタのようなものを真似してみてプロモーション効果を狙ったりだとか、そうしたプロモーション施策のことをいいます。デリバリーサービスの新規顧客獲得の場合だと、例えば「初回のみ○○○○円OFF」みたいな数字的なインパクトだけじゃなくて、その前後のストーリーを作ったりすると、ユーザーへの訴求効果が高まったりするんです。その台本を作ったり、デザイナーたちと一緒に撮影したりという業務を任せていただいています。もちろん最初の施策で最大の効果を得られることはあり得ないので、一つ一つのプロモーションの効果を分析し、PDCAを回していきながら、最も良いプロモーションを作っていくという業務を日々行っています。

.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
UGCマーケティングはTikTokと相性が良い、ということでしょうか?
.jpg?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
とてもいいと思います!でもUGCマーケティングは、menuに限らず、色々なサービスに転用できる現代的なマーケティング手法だと思います。最近は、どんなにお得な情報でも、「広告だ」って分かってしまうとすぐ飛ばされちゃうんですよね。とにかく消費者はSNSを通じて大量の情報を処理しなければいけないので、その中から興味を持ってもらうのには、面白いストーリーだったり、信頼できるアカウントや人からの情報だったり、親近感のあるデザインや文字情報だったりが大切になってくるんです。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
UGCマーケティングに加えて、レアゾンHDグループとしての強みも掛け合わさっているということですよね。
.jpg?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
アドレアには、レアゾンHDグループならではの利点があります。レアゾンHDにはルーデルというゲーム会社があって、ブルーロックPWCをはじめとしてたくさんのヒットしたソーシャルゲームがあって、そのプロモーションを担ってきたという経験から、たくさんの知見があるんです。例えば「ガチャを引く」などのゲーミフィケーションをmenuのプロモーションに転用したり、クリエイティブ面でも、ゲーム広告の成功事例をクライアント様のプロダクトやサービス広告に横展開したりなど。アドレアは、さまざまなプロダクトを展開する企業群であるレアゾンHDの傘下にあるからこそ、実現しえる取り組みを数多く行っています。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
デリバリーアプリのプロモーションでいえば、ポスティングや映画館でのチラシ配布など、けっこうオフラインのものもありますよね?
.jpg?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
意外に思われるかも知れないんですけど、使い方によっては、オフライン施策っていまでも高い効果が見込めるんです。menuなどでも使われてますが、それぞれのチラシにプロモーションコードが付与されているので、その後の分析がしやすくて、地域ごとのユーザーインサイトを理解しやすいんです。menuを始め、自社グループのプロダクトのオフラインプロモーションを長年やってきたからこそ蓄積できている知見やノウハウがあるので、そういったことも踏まえてクライアント様へのバリューを発揮することができると思っています。

「コミックオタク」の専門知識と「伴走型」戦略で、クライアントの広告効果を拡大

高山 風優香
たかやま ふゆか
株式会社アドレア プロモーション本部 セールス&マーケティング部所属 アカウントプランナー
法政大学キャリアデザイン学部卒業。2017年にレアゾンHD傘下のゲーム会社である株式会社ルーデルへ入社。ゲーム案件のデザインや記事広告の制作事業に携わる。その後、株式会社アドレアへ異動し、コミック案件の運用者として従事。TikTokでの配信を1年で急成長させるなど、クライアントへの価値提供に定評がある。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
コミックがお好きだと聞きました。現在はコミックに関連した業務をされているのですか?

はい、自分で言うのもなんですけど、オタクです(笑)。アドレアに入社する前も、コミックを中心にいろいろなオタクコンテンツに触れていたことから、「こうした自分の趣味が活かせる仕事は何か」と考えた結果、レアゾンHDグループに辿り着きました。じつは最初はレアゾンHDグループのゲーム会社である株式会社ルーデルに在籍し、ゲーム周りの広告デザインや運用などをしていたのですが、その後にアドレアに転籍して、本格的に、外部のお客様に対して広告運用を行う業務に就かせていただいています。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
どのような業種のクライアントをお持ちなんですか?

コミック関連サイトを運営しているお客様の広告の企画・制作・運用までを担当させていただくことが多いですね。私がコミックオタクだということもあって、「こういう広告がユーザーに刺さる」というアイデアはたくさん持っています。実際そうしたプロモーションアイデアを実現することで、複数のお客様の売上を伸ばしてきました。具体的な企業名は伏せさせていただきますが、すでに3年ほど担当させていただいている企業様においては、お任せいただいている広告費も当初から数十倍にまで膨れ上がっています。その中にTikTok広告も入っています。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
クライアントから広告全般を任せてもらい、その予算を数十倍にするというのはすごいことです。

実はコミック関連の広告って奥が深いんですよ。例えばLP(ランディングページ)一つとっても、男性と女性に刺さる広告って違ったりするんです。男性は視覚的なインパクトを好む傾向があり、逆に女性はストーリーを好む傾向があります。ラブストーリーのコミックの広告を出す場合でも、例えば男性に向けて、最も刺激的な画像を使用させてもらったり、一方、女性に向けては、心情描写がわかるようなコマ送りの動画広告を作ることもあります。もちろんそう単純ではないので、それぞれのコミックの性質や読者に向けて、仮説を作りながらどんどんABテストを実施し、PDCAを回しながら最適解を見つけていきます。

.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
TikTok広告は、すでに多くの企業が活用しているのが現状です。それでも『アドレアに依頼したい』と思わせる理由は何だとお考えですか?

おっしゃる通り、「すでに自社でTikTok広告を運用している」という企業様も多いです。でも、アドレアには「お客様にとってただの手足になるのではなく、広告代理店として、ちゃんとした”パートナーになれ”」という明確な経営指針があります。
ただ単に「TikTok広告を出してくれ」と言われて手を動かす広告代理店であれば、そこに存在意義はありません。それよりも、お客様の本質的な経営課題は何なのか。ゴールとその時間軸はどこにあるのか。それを前提に深く考えていき、例えば、「そもそもTikTok広告を出すことが正解なのか?」とお客様に問いかけることもあります。
クリエイティブでも同様に「こうしたクリエイティブを作ってくれ」と言われて作るのではなく、UIや導線を自分なりに考え抜き、本当にお客様のためになると思えるのであれば実施しますが、さらにいい企画や改善案があれば、お客様に別の提案をしたりします。とにかくお客様の経営上のゴールに向けて「一緒に進んでいく」というのがアドレアの基本的な考え方です。こうした協奏・伴走型の戦略的広告代理店としてのバリューが多くのお客様に認められ、今回の「TikTok for Business Japan Agency Awards」の受賞につながったと思っています。これからもこの考えのもと、本質的な「お客様のパートナー」として価値を提供していきたいと考えています。

「結果」こそが全て。世界一を目指す“攻め”の広告代理店に

花田 周明
はなだ のりあき
株式会社アドレア 執行役員
大学卒業後、新卒でベンチャー企業へ入社。新規事業立ち上げ業務へ従事。その後、大手広告代理店へ転職し、広告運用業務全般を経験し2019年に株式会社アドレアへ入社。現在はプロモーション事業の事業統括として従事。
.avif?width=160&height=160&fit=cover&format=webp&quality=90)
事業統括者の立場から見て、アドレアはどんな広告代理店であり、どういったことを目指していますか?

アドレアの母体となるレアゾンHDは、ITを軸とした新規事業の立ち上げを強みとするスタートアップ企業です。すでにグループ全体で750人以上の従業員がいるため、スタートアップという規模感でもありませんが、それでも「守りに入らず、常に攻め続ける姿勢」を持ち、ビジョンとして「世界一の企業になる」ということを公言しています。
アドレアも、この考え方を持っている広告代理店です。広告業界は競合が多いため、その中でトップになることは非常に狭き門ですが、私としては、可能性はゼロではないと思っています。
そもそも、広告代理店としてクライアントの皆様に提供できる本質的な価値とは、何を差し置いても「結果」です。なんとなく手足を動かす広告代理店が多い中、アドレアは、レアゾンHDグループの多数のプロダクト・サービス群のプロモーションで試行錯誤の結果、成功を収めてきたという実績があります。
その方法論をクライアント様に提供できるのは、我々アドレアしかないのです。

まとめ
2025年、アドレアは開業15年になる。ゲーム事業やフードテック事業など様々なプロダクトへのプロモーション成功事例の価値を提供することで、すでに多くのクライアントから信頼を得ている。今回の「Growth Sales部門 ーRising Star Awardー」の評価基準である前年比売上200%超を実現できたことがその証明だが、アドレアは今後も世界一の広告代理店を目指し、挑戦を続ける。